「オホーツク食と農」平成18年度<コンテンツ制作>
平成18年度コンテンツ制作活動
デジタルツールの試行
各種ツールを使うことにより、学習素材のデジタル化方策を模索した。
1.SNS(ソーシャルネットワークサービス) 公開前のデータの蓄積は、SNSを使うことを試みた。独自のサイトを構築し、協議会メンバーを登録することによって、個人の日記の他、各種のコミュニティにデータを蓄積する仕組みとした。 2.BLOG(ブログ) 料理講習会のレシピなど、公開を前提とするデータは直接ブログに書き込む方法とした。 3.CMS(コンテンツマネジメントシステム) 各種のデジタル化素材を、まとめた形でホームページとして公開するため、誰もが更新しやすいシステムを導入した。システムは、(株)ノアの「WebCanvas」を使用した。
○学習会の開催 昨年度に続き、デジタルコンテンツの作成を目的とする学習会を開催した。様々なツールの活用方法を知り、学習者自身がそれぞれ自分の情報発信に適したツールを見つけ出すことができるような展開とした。 期日:平成19年2月〜3月・2回 参加者数:延べ16名
◆第1回学習会 期 日:平成19年2月20日 場 所:大空町女満別研修会館 学習内容:デジタルツールの利活用法について 講 師:桜庭 望 (連携促進委員・北海道立生涯学習推進センター学習情報課長) 参加者数:学習会メンバー 8名 文部科学省 船木主任 実習に向けて、協議会メンバーのスキルチェックと理論について学習した。
○学習会の内容 身近な情報機器とネットワーク(携帯電話、音楽配信、ゲーム機) ユビキタスとは(グーグルアース、拡張現実感、複合現実感) コンピュータの進化(歴史的機器、ロボット、テレビとの融合・地デジ) ネットワーク理論(スモールワールド、六次の隔たり、弱い紐帯の強さ) SNSの仕組みと利用の実際
◆第2回学習会 期 日:平成19年3月6日 場 所:大空町女満別研修会館 学習内容:デジタルツールの利活用法について(演習) 講 師:桜庭 望 (連携促進委員・北海道立生涯学習推進センター学習情報課長) 参加者数:学習会メンバー 8名
○学習会の内容 SNS実践編(招待方法、登録方法、日記・コミュニティ利用法) BLOG実践編(登録、書込の実際、携帯電話からの書込練習) CMS実践編(ログイン、ページ修正、新規ページ作成法、 「オホーツク食と農」ホームページ更新の実際)
資料 SNS実践編 ブログ登録法 CMS実践編
成果と課題
初年次は、ホームページの作成とともに、料理講習会のレシピをブログ使って公開した。2年次には、ツールの活用を提案しSNSを試用した。また、ホームページの更新はCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入し、実践協議会のメンバーが簡単に操作できる環境を整えた。 実践協議会のメンバーのうち、コミュニケーションツールの活用は限られていたため、3年次はより多くのメンバーがツールを活用できるよう、いくつかのシステムや実践事例を紹介し、自分の活動に適したものを選択してもらうようにした。 継続的な活動としていくため、総合的な学習に提供していただく圃場の様子の写真は、実践協議会メンバーがブログを使って携帯電話から行うことにした。学習会の際に学習を継続していくためのブログを作成した。 SNSによる実践協議会メンバーのコミュニケーションの在り方については、引き続き実験を続けることとし、本実践協議会の学習の内容や活動の成果はホームページとして、まとめることができた。 今後、より一層のデジタルツールの活用が望まれる。
|