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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

「食」と「人」との大切な関わり 文責:藤井 功太

第1章〜流通について〜

ぼくは第1章で流通について調べました。調べようと思った理由は、普段食べているジャガイモはどこで作って、どうやって来る(流通)のかが知りたかったからです。ぼくは特にこの3つに注目して調べました。
 (1) 女満別の農家の流通
 (2) 日本のジャガイモの流通
 (3) 流通で良いこと悪いこと

(1) 女満別の農家の流通

ぼくは給食でジャガイモがよく出るので、そのジャガイモがどこからどのくらい来るのかを調べました。女満別でとれた9660sが学校の食材になって、その一部を給食センターの人に聞いてみたら、吉田農園から流通されているそうです。女満別で取れた物をそのまま学校の食材になるということがビックリしました。
よく食べているカルビーのポテトチップスのことを調べました。そしたら、女満別もカルビーに流通しているそうです。ぼくのクラスの研斗君の家のジャガイモは、農家の種イモとして流通していて、久君の家のジャガイモは、家の近くの百円市に流通しているそうです。カルビーなど会社の他にも、色々なところに流通していることがわかりました。

(2) 日本のジャガイモの流通

「女満別の農家の流通」を調べていたら、「日本のジャガイモの流通」も調べたくなりました。そしたら、北見のダイエーやマジーの新ジャガは、九州地方で作られた物だそうです。ジャガイモは北海道だけではなく、暖かい鹿児島の方で、冬に生産しているそうです。(新ジャガとは、ほってすぐに出荷されるジャガイモのことです。)そういう色々なところで取れたジャガイモは、その取れた農家で貯蔵し、次の年の5月まで少しずつ流通しているそうです。そういう流通はどうやってしているのかも調べたら、フェリーや車(トラック)、飛行機で流通をしていることがわかりました。(北海道は道央の方から主に流通しています。) 

(3) 流通で良いこと悪いこと

流通をしていて、どんな良いこと、悪いことが起こるか調べました。まず、研斗君の農家(農家の種イモ)は、良いことが、町内の種イモを、同じ品物にできることで、悪いことは、コスト(費用)がかかることで、久君の農家(百円市)は、良いことが一定のお金(百円)でもらえて、悪いことは、その百円位置の借りているところの借り賃が高くて、自分たちに入ってくるお金が少ないことだそうです。
 今、アメリカからアメリカ産生鮮ジャガイモの輸入(流通)が解禁されるかどうかの問題が起こっています。もし解禁されたら、細菌を一緒に持ってこられて、その細菌が広がっていったりして農作物に大きな被害を与えあると言われています。農家は、「輸入が解禁されれば、大きな打撃になる」、「過去に国産品を使うと宣言したメーカーもある。それらで外国産の比重が高まるようなことがあれば生産者への裏切り行為だ」と、声を強くしているそうです。
一番心配なのは、「病気や菌が輸入されること」だそうです。

第2章〜外国の農業〜

ぼくが、なぜ外国の農業を調べようと思ったかというと、日本の農業の他に、外国はどんな農業をしているのだろう。と思ったからです。
調べるに当たってこの3つを調べようと思いました。
 (1) 世界の野菜の生産量
 (2) 中国の野菜
 (3) 中国の輸入・輸出

(1) 世界の野菜の生産量

まず、日本の農作物の生産量を調べました。そしたら日本で一番野菜の生産額が高いのは、
1位が千葉県(1711億円)
2位が北海道(1634億円)
3位が茨城(1414億円)
4位が愛知(1039億円)
5位が熊本(1005億円)
だそうです。でも、世界の野菜の生産量は、
1位は中国(4億1090万t)
2位はインド(8189万t)
3位はアメリカ(3704万t)
4位はトルコ(2567万t)
5位はロシア(1531万t)
で、日本は8位の1210万tです。日本は、たくさん作っているように見えますが、世界ではもっとたくさん作っている事がわかりました。

(2) 中国の野菜

ぼくは、世界で野菜の生産量が一番多い「中国」を調べることにしました。
 今、食べている加工食品(レトルト、インスタント系の加薬など)は、中国産の物が多いですが、中国で仕入れる原料野菜の値段は不安定で、毎年大きく変わります。その理由に、その年は作りすぎて安くなり、次の年に作らなくて高くなりと、いうことがあります。
 主要野菜の生産量の中に、ナス科のトマトで、2003年には作付面積が8013000ndあって、世界の総生産量112308000tの中で、中国は 29200000tと、全国1位でした。土地が広いとたくさん作れるということがわかりました。

(3) 中国の輸入・輸出

作付面積を調べたら、輸入・輸出はどうしているんだろうと思って調べようとしました。
 まず、中国と日本の貿易を調べたら、中国の輸入額は、2000年には6兆1210億円だけど2004年には、10兆3750億と4兆2540億円増えています。そう増えている割に、輸出額は、2000年は6兆2040億だったのに11兆8250億と、輸出額も増えて、輸出額の方が増えています。中国の野菜はほとんど売って、稼いだお金で輸入していることがわかりました。安全面が自分たちも不安なのかもしれません。

日本と中国の貿易の推移(グラフ)

第3章〜遺伝子組み換え〜

 僕が遺伝子組み換えを調べようとした理由は、中国の野菜の安全性がなぜ心配なんだろうと思っていると、デビオで「遺伝子組み替えをするとかれなくなる」というのを見たから調べようと思いました。調べるにあたってこの3つを調べようと思いました。
(1) 遺伝子組み換えとは
(2) 遺伝子組み換えをしている国
(3) 遺伝子組み換えの効果

(1) 遺伝子組み換えとは

まず、遺伝子とは、遺伝(親→子供→孫など次の世代に伝えられること)を担っているのが遺伝子です。遺伝子組み換えをした食べ物は、特定の除草剤をかけても枯れない物や、殺虫毒素を持つ微生物などを入れているのに表示がないまま日常の食卓にならんでいるそうです。

(2) 遺伝子組み換えをしている国

 遺伝子組み換えを使っている国を調べました。そしたら、

遺伝子組み換えをしている国

と、先進国(太字で書いてある国 意味は経済や文化が進んでいる国)がほとんどでした。日本もアメリカから食べ物を輸入しているけど、遺伝子組み換えは拒否しているそうです。

(3) 遺伝子組み換えの効果

 遺伝子組み換えをすると、害虫に食われなくなったり、除草剤をかけても枯れなかったりします。他にも、食べて疲労回復できたり、ダイエットをできたりします。遺伝子組み換え食物を日本で食べても、とても厳しい審査を受けているのであまり被害はありません。
でも被害は、アレルギーを引き起こしたり、アミノ酸が消化されたりして危険です。しかも、遺伝子組み換え食品の90%が表示されていないので、いつ遺伝子組み換え食品を食べているか分かりません。遺伝子組み換えは良いところもあるし悪いところもあることが分かりました。

おわりに

 僕が思う命をつなぐは、ジャガイモなどをつくったり、それを運んだり売ったり研究したりして、食べていくことが色々な人が関わっているので「つながり」なんだと思います。もしどれか1つだけがかけても成り立たないものだと思うから全て大切な物だと思います。
 これからは、色々な立場や視点からから考えたり知ったりしたいです。



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2005;2006 学習素材のデジタル化連携促進事業