女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告
1人ひとりががんばって生きていくために 文責 岡 雛子
はじめに 第1章 じゃがいもの育て方について
動機 私がじゃがいもの育て方について調べようと思った動機は、私の家は農家をやっていてじゃがいもを育てています。でも、「育て方」を知る機会がなかったので「知りたい!!」と思ったからです。
1,じゃがいもに必要な環境について
じゃがいもに必要な環境は「雨」ではありません。雨はじゃがいもの生長に必要なものですが、時には「風」といっしょになり「台風」というものになってしまいます。その台風が原因で収穫目前のじゃがいもの土が飛ばされ、いもが土から見えてしまっている という状況になってしまいます。台風のような大きな雨は生長に影響がでます。土がきちんとかぶさっていないといもがかわいてしまい、おいしいじゃがいもはできないのです。雨も大切な役割をはたすけど、時にはいもの生長のさまたげになってしまいます。じゃがいもにとって土というものはとても大切なものなのです。じゃがいもに土がかぶさっていないと、いもがかわいてしまうし、土がないとじゃがいもは植えれません。土はじゃがいもにとってとても必要な存在なのです。
2,じゃがいもを育てるのに必要な技術について
私がなぜこの『技術』について調べようとおもったのかというとじゃがいもを育てるときに技術が必要だとおもったので調べようと思いました。
じゃがいもに必要な技術は、じゃがいもを植える〜ゃじがいもの収穫までのあいだに行います。 (1)種子消毒 これをやらないと植えたときに悪いじゃがいもになってしまうのでやったほうがいいです。 (2)イモの選別 イモの選別をやると良いじゃがいもと悪いじゃがいもに分けることができます。
これはいもの選別用の機械を絵にしたものです。この機械に4人ぐらいの人がはじのいもから悪いいもをみつけて真中におきます。この作業をくりかえします。 (3)整地・砕土 これは、ジャガイモを植えるときのための畑の準備です。 (4)肥料配合・すじきり ジャガイモや畑に栄養をあたえるために肥料を畑にまき、すじ状にします。
(5)中耕 除草剤は使いません。 (6)半培土 これは、土を盛り上げる本培土にむけての半培土です。 (8)本培土 ロータリーカルチで土を盛り上げます。
(8)病害虫防除 これをやらないと緑の畑も黒くなってしまいます。黒くなるということは、葉が黒くなって畑が黒く見えることです。
第2章 世界の農業について
私がなぜこの水田と焼畑、氷河の雪解け水を利用した段々畑、収穫の歌について調べようと思ったのかというと前にテレビでこのようなことがやっていて世界はどのようなことをやっているのか知りたかったからです。
1, 水田と焼畑
ラオス北部のメンコ川流域では、低地ではこのような水田が広がっていて、その向こうの斜面地では焼畑が広がっています。また河川しきには、野菜がたくさん栽培されていることがとても多いです。
焼畑とは・・・ 山林・原野を伐採してから火をつけて焼き、その灰を肥料として作物を栽培する農法です。
2, 氷河の雪解け水を利用した段々畑
パキスタン北部のフザン渓谷は、そこを通るカラコルムハイウェイができるまでは、他の国から閉ざされた環境でした。今では、トウモロコシ、ジャガイモ、トマトなどの他の国からきた野菜が数多く育てられています。 カラコルムハイウェイは、パキスタンのイスラマバードから出発して、カラコルムの山々とそのふもとの人の住む家がたくさんある所を通りながら、中国に入り、パミール高原、タリム盆地を抜けて、ウイグル自治区のオアシス都市、カシュガルで終わります。下の写真は、ミナピン村で、背後にはラカポシ(7790m)がそびえています。
氷河とは・・・ 高山や北極・南極などの万年雪が、上につもった雪の重さで氷のかたまりとなり少しずつひくい土地のほうへ流れていくものです。 段々畑とは・・・ 山や丘の斜面に、階段のように段をつけて作られた畑のことを段々畑といいます。
3, 収穫の歌
ルパル村では、パキスタン北部、ナンガーパルパット山の氷河のモレーン上に位置する。畑は石だらけで、土も肥沃ではありません。ここでは、短い夏の間に小麦が栽培されており、8月下旬に収穫が行われていました。収穫は、女性が共同で収穫の歌をうたいながら行われ、印象的でありました。
第3章 食について
私がなぜこのじゃがいもを食べると、1日にとる栄養バランスについて調べようと思ったのかというと、普段私たちが食べている物の栄養バランスが気になったので調べようと思いました。
1, じゃがいもを食べると
じゃがいもの食物繊維は、水煮したじゃがいもで100g中1.6gふくまれていて、これはご飯の約5倍です。60gは豆腐1丁分です。 食物繊維には、一般に知られている便秘を解消させる作用だけでなく、血液中のコレステロールを低下させる作用もあります。血糖値をコントロールする働きもあり、現代人にとってとても必要な成分です。
<美容効果抜群!!>細胞組織の再生作用(美容効果)、免疫力の増強作用(風邪にかかりにくい)歯肉炎・貧血防止など多様な効能があります。
2, 1日にとる栄養バランス
(1)いも類 動物性たんぱく質のほか、魚からしかとれないI PA(イコサペンタエ糖質)が主成分。ほかにビタミンB群・C群、食物繊維、カリウムなども多く含まれています。特有のぬめり成分を含んだものもあり、滋養強壮(じようきょうそう)にも有効です。この効果は、じゃがいも、さつまいも、長いも、里いも、干しいもなどに含まれています。 1日の目標量は、60gです。毎日60gずつ体に入れると栄養がバランスよくとれます。 60gは豆腐1丁ぶんです。
(2)海藻(かいそう)・きのこ類 海藻類はビタミン、ミネラル、食物繊維が多くのローカロリー素材。また、きのこ類もカロリーが低く、食物繊維をはじめ、種類によってはビタミンB群や鉄、カルシウムなどを多く含んでいます。 主な食品は、わかめ,ひじき,のり,しめじ,なめこ,干ししいたけなどに含まれています。 1日の目標量は10gです。
(3)果物類 果物にはビタミンCが多く含まれ、ほかのビタミンやミネラル、食物繊維なども多く含まれています。とくに旬のものは栄養価が高いのでおすすめです。ただし糖分が多いので、食べる量には注意してください。 主な食品はりんご、オレンジなどの果実、レーズンなどのドライフルーツなどに含まれています。 1日の目標量は150gです。桃やりんごだと1個分です。
(4)卵類 にわとりの卵は、8種類の必須アミノ酸をすべて含んだとても素晴らしいたんぱく源です。ビタミンAやDのほか、ミネラルも多く含まれています。ただし、食べ過ぎるとコレステロール値が上がるので注意して下さい。 主な食品は、鶏卵(にわとりのたまご)、うずらの卵などに含まれています。 1日の目標量は40gでSサイズのたまご1個分です。
おわりに
私が考える「いのち」をつなぐということは、1人ひとりががんばって生きていくために必要なものつくっていってそれをつないでいくことだと思います。例えばじゃがいもが生きていくために必要だとします。でもじゃがいもを食べるには作る人が必要です。そのまえにじゃがいもというものをみつける人も必要になります。こういった歴史や現在がかさなって今があると私は思います。私は1人ひとりが何かを作ったり発明したりすることでいのちがつながっていくと思います。これからは今回やった「いのち」をつなぐということをわすれないで行動したいと思います。
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