食と農

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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

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女満別小学校発「『いのち』をつなぐ」活動報告

人は子孫を残していく 文責 上田 研斗

動機

僕は前、ジャガイモの作り方を調べました。僕のお父さんが農家をやっているから将来、あとをつぐかもしれないからです。だから今度は作るのに大切な土のことや、害虫のことを調べる事にしました。

第1章 育て方について

1、作り方

まず最初に畑を2〜3日前に30pくらいたがやしておきます。植える時は、うね(植えるれつ)とうねの間を70〜72pにして16pにすじをきります。いもといものあいだは30pでその上にかぶせる土は3p〜5pです。
7月には倍土(土よせ)をやり半倍土、本倍土という順番にやります。
半倍土は芽がでて10日ほどして茎の長さが12pくらいになったらうねの間の土を3〜4p土をもりあげます。本倍土は芽が出て20日ほどたって、茎の長さが25pほどになってきたら本倍土をします。うねの間を12pほりこれを株わきで13pの高さに盛り上げます。

2、土について

まず土とは、農作物のごはんやベッドの役目があります。ごはんのやくめとは土に含まれる栄養を植物が吸収するからです。木や野菜のような植物は、栄養を水と空気と土からつくります。人間のような動物は栄養を自分でつくることはできずに、植物と動物がつくった栄養を貰っています。畑の農作物は、土の中にある栄養の素と空気と水をつかって成長しています。ですが、栄養の素は使えば減っていきます。土の栄養は堆肥(動物や植物の死がいやフン)や肥料をいれてやったり、養分がたくさん入った土を作ります。ベッドの役目いうのは、土がないと植物は生えてこないからです。

3、害虫

(1)アブラムシ
モモアカアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ、ワタアブラムシの三種がウイルスを伝播する。
(2)テントウムシ
オオ二ジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウの2種が加害します。
伝染経路
アブラムシとテントウムシは茎や葉に伝染します。

第2章 世界の農業

日本では肥料をまいたり、植えるいちなどが決まっているけど外国ではどうなっているのか調べてみました。

1、環境

いま、アメリカの農業環境が悪くなっています。アメリカの農業危機はあらゆる農作物の価格を下げて、今までで最低の価格になっています。
農家の借金は増え、返せない農家は倒産し、自殺をする人も出て、家庭内暴力や離婚が増えて、村が廃村になっている所が出ています。大規模農家もアグリビジネスの契約栽培をさせられ、価格どんどんさがっていくため、昼は町へ出て働き、夕方帰って猛スピードでトラクターを運転して農作業をしています。そのために遺伝子組み換えの除草剤耐性作物を使わざるを得なくなり、環境破壊も劇的に進んでいます。 こうした中でアメリカの農家もそれに反対する運動に立ち上がり、いま各地で集会やデモを行い、3月21日には、首都ワシントンに集結して議会や一般国民に訴えることにしています。

2、農業機械の始まり

18世紀蒸気機関の発明、18世紀、19世紀にかけてのイギリスが産業革命が農業機械の発展に与えた影響は、大きい。ガソリン機関が誕生後した後、1889年にはアメリカのケース会社によって初めて内燃機関を搭載したトラクターが作られました。1885年には、芝刈りと脱穀を結合したコンバインハーベスターがアメリカのカリフォルニア州に登場する。

第3章 遺伝子組み換え食

僕は外国の大変な環境の状況を調べて日本にもなにか危険な事があるんじゃないかと思ったから遺伝子組み換えのことについて調べました。

1、スナック菓子は危険

スナック菓子には、おもいっきり遺伝子組み換え食品が使われています。作物を病気から守るための遺伝子組み換え、害虫から守るための遺伝子組み換え異種との組み合わせ。
日々の食事にいくら気遣いをしていてもスナックをぱくぱく食べていたのでは、何の意味ももちません。
スナック菓子の裏に
「遺伝子組み換えいも不使用」
なんていかにも良さそうに書いてあるのですが、デンプンやタンパクと書かれたものが曲者で、それらの食品を作り出すものの中に遺伝子組み換え作物が使用されていてもわからないんですよ。
実際、やはり使われています。

2、遺伝子組み換えの問題点

(1)、アレルギーの不安
殺虫性は、その性質をもつタンパク質によって生まれます。つまり遺伝子組み換え作物には、これまで人間が食べた事のない新しいタンパク質が入っているということになります。急性毒性の実験や人工胃液による消化実験はされているが、長期的な実験はもちろん行われていません。アレルギーの可能性を指摘する声もでている。また、長期的に食べ続けた結果、人体にどのような影響があるのかは不明であります。
(2)、環境や生態系にあたえる影響
殺虫性の作物を食べた昆虫が死ぬことは、その昆虫を含めた生態系に影響が現れる。昆虫をエサとする他の昆虫や、鳥はエサがなくなります。
遺伝子組み換えが、他の化学物質などと違うのは、遺伝子組み換えされた作物が一度自然環境中に出てしまうと自己増殖するため、もし何か問題があっても完全に回収することは不可能ということになります。
(3)、家畜にあたえる影響
トウモロコシや大豆(カス)などは、家畜のエサとして利用していいます。家畜は、人間と違ってトウモロコシを多量に食べさせたりするので、遺伝子組み換えの影響は人よりも大きいと考えられます。また、肉牛乳、卵に影響がでるのかもわかりません。

おわりに

僕は最後の遺伝子組み換えが1番印象にのこっています。だから僕はこう考えました。遺伝子組み換えが自然の中に出てしまうと自然増殖し、家畜などが死んでいきます。だからそういう不注意をなくして、人は子孫を残していくのが僕の考える『いのちをつなぐ』だとおもいます。



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