トップ > 流氷にあえるかな? > 日記集 > 遊楽倶楽部さん > 美幌博物館の企画展
2013年3月24日
今日も網走周辺では流氷は見られませんでした。もう戻ることも無いかな・・・。
いつもお世話になっている美幌博物館で今日から企画展「草花たちの戦国 春の陣」が始まりました。
5月26日(日)まで開催されます。(祝日を除く月曜日は休館)
網走市内から国道39号線を内陸に車で約40分弱、農業の町、美幌町の博物館ですが、優秀な学芸員さんを擁し、魚類やホタル、ザリガニなどの水生生物や植物、昆虫などを中心に地元の自然を地道に調査、研究しています。
近年は特定外来生物に指定されているウチダザリガニの駆除調査、在来生物に与える影響の研究などにも力を入れており、私も学芸協力員として調査活動のお手伝いなどをしています。
今日は定期的に行われている博物館の自然講座があり、その中で担当学芸員さん自ら展示物の解説をしてくださいました。
今回の企画展のテーマは草花の中でもこれからの時期に咲き出すフクジュソウとエゾエンゴサクにスポットを当てています。「草花たちの戦国 春の陣」という、花の穏やかなイメージにそぐわないようなタイトルですが、美しい花も厳しい自然界で生き抜き、子孫を残すために様々な戦略で生存競争を闘っています。フクジュソウやエゾエンゴサクが生きるためにどんな戦術を持っているのかを分かり易く解説しています。
美幌博物館は美幌駅から車で約5分、女満別空港からも15分ほどです。常設展示も含め、機会がありましたらぜひ足を運んでみてくださいね。
網走自然ガイド&旅人の宿 わしのとまり木 金指 功(かなざし いさお)
わしのとまり木HP http://inspot.jp/kanazashi/