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わしのとまり木さんの流氷日記

2013年3月13日

濤沸湖にヒシクイが飛来

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今日も暖かい一日となり、雪融けも進みました。北浜から浜小清水にかけて東西に細長い濤沸湖は野鳥の楽園でもあり、2005年11月にはラムサール条約にも登録されました。特に春と秋はハクチョウやカモ類など、多くの渡り鳥たちの休息の場としても賑わいます。
その濤沸湖畔にガンの仲間、ヒシクイがやって来ました。

ヒシクイ(多分オオヒシクイだと思います)は冬鳥としてロシアのカムチャツカ方面から越冬のために日本にやって来ます。
主に本州で越冬しているようですが、この濤沸湖をはじめ、網走周辺では春と秋、渡りの途中の休息地として飛来します。
ヒシクイの他、ハクチョウやカモ類などもここで体力を回復、蓄えて更に遥か北へと旅立っていきます。

写真は今日の午後に撮影。今年になってからは初めてヒシクイの姿を見ました。今日は暖かかったとはいえ、まだ積雪は多く、濤沸湖も結氷したままですが、この姿を見ると春が近いことを感じます。
これから4月にかけて濤沸湖は北へ帰る多くの渡り鳥で賑わいます。


網走自然ガイド&旅人の宿 わしのとまり木 金指 功(かなざし いさお)
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