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2011年2月15日
2月4日にこの流氷日記に書いた白鳥公園ですが、昨日午前9時から駐車場も含めて閉鎖されました。
流氷は更に押し寄せ、「おーろら」は「流氷密集し過ぎ」のため、午前の便と夕方16:30の便が欠航、他の便も30分に短縮した港内運航となりました。
現在のところ濤沸湖では鳥インフルエンザは確認されていませんが、この冬は水鳥へのパンくずの販売はしていなかったものの、昨年までの美味しい思いが忘れられないのか、いつも陸に上がって座り込み、人間が来ると近付いていくカモ類やオオハクチョウが見られました。
網走にも養鶏場がありまた、訪れる人々がそのような水鳥達にスナック類を与えたり、体に触れようとするケースも見られたため、多くの人達が訪れる流氷シーズン中は全面閉鎖することになりました。
この時期はいつも何台もの観光バスが来ていましたが、昨日からはひっそりとしています。
須藤勝則さんの日記にも書かれている通り、今日は市内周辺にも流氷が入りましたが、
西側の能取岬周辺にはあまりありません。
市内海岸町から二つ岩を見たところです。
昨日は大波が打ち寄せていましたが、今日はこのように流氷で覆われました。
北浜を行くJR釧網線「流氷ノロッコ」号です。
今日は天気も良くせっかく流氷がありながら、「おーろら」は「流氷密集し過ぎ」という事で欠航したり、港の中を回るだけの短縮運航になってしまいました。
十数年前に「おーろら」の砕氷能力を上回る流氷に閉じ込められ、何時間も動けなかった事があったそうで、それ以来運航に慎重になっているとか。
今日「おーろら」に乗られる予定だった方は流氷を目の前にしながら残念な思いをされたのではないでしょうか。
そしてノロッコ号に乗られたお客さんは見渡す限りの流氷原を見て大きな感動に包まれたことでしょう。
流氷ノロッコ号は3月6日までの運転ですが、列車に揺られながら流氷が見られる釧網線の魅力をより多くの方々に味わって頂きたいものです。
そしてこの流氷が本当に去る頃、この釧網線に別の楽しい列車が走りそうです。
網走自然ガイド オホーツク遊楽倶楽部 金指 功