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2011年2月6日
能取岬周辺に流氷が戻ってきました。市内周辺は昨日とほぼ同じ状況、開水面が広がっていますが、流氷は近くに有り、「おーろら」は全便流氷の中に入っています。
北浜付近は水平線上に流氷帯が見えるものの、浜小清水、止別方面にかけて見渡す限り青い海が広がっており、その中に本体から離れた大小の流氷がぽつぽつと漂っている状況でした。
以下、今日の画像は正午頃の能取岬です。
所々水面が顔を出していますが、白い流氷と青い水面が混ざったこのような光景も美しく、私は好きです。
能取岬西側のパーキングから。
積雪が少ないでしょう。
この冬の網走は全体的に積雪は少なめではありますが、寒くて冬らしい冬だと
このように能取岬は積雪が少ないのです。
今日はあまり風がありませんでしたが、冬の能取岬は北西の風が強い日が多く、更に気温が低いと降る雪も乾いた軽い雪が多くなります。
すると雪が降ってもその強風で吹き飛ばされ、あまり積もらず地面が露出している事が多くなるのです。
これが暖冬だと、冬型の気圧配置が続かず、北西の風が吹く日も少なくなります。
そして気温も高めだと湿った重い雪が降ったり、1月や2月でも雨になったりもします。そうすると降った雪は吹き飛ばされずにそのまま積もり、凍って、積雪が多くなるのです。
ですからこの写真のように岬の積雪が少ないと網走本来の冬らしい冬であり、流氷も比較的順調であるのが分かるのです。
実際、この冬は気温が低い日が多いですしね。
網走自然ガイド オホーツク遊楽倶楽部 金指 功