オホーツクの春が始まっています。 (2001.4.13)
しんとした冬と対照的に、春はにぎやかな音を立ててやってきます。
「シャラシャラ、チャリチャリ…」
音を立てているのは網走湖です。
湖畔で耳をすますと、シャラシャラという音がします。 湖の表面をおおっていた氷がとけ、砕けて細かなガラスの破片のようになったものがお互いにぶつかり合って音を立てているのです。
「ザザザザ…」
林の中からは、雪解け水が小さな滝となって流れ落ちる音がします。 雪解け水は海明けしたオホーツク海へ流れ込みます。
ぽかぽか陽気の中、オホーツクの浜辺を散歩。
冬の間休んでいた漁船はすっかり目を覚ましているようです。
浅瀬にたくさんの人が集まっているのは潮干狩り。
春が遅くて短い分、初夏の気配を早く感じるように思います。
真っ白だった山の頂も、青い山肌が見えるようになりました。
くっきりと姿を現した知床連山を パノラマでごらんください。
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